Out of Time

>>2
Out of time は、
「時間がない」ではなく、「時間切れ」の意味である。この時点ではまだショーン救出どころか自分が生きるのも精一杯、という状態。
だからこの場合は世界崩壊までのカウントダウンが終わった、つまり時間切れ、という意味に取ったほうが妥当ではないだろうか。

何周も過ちを繰り返し続けてきたパパママは、自宅のようにvault内を徘徊し、新品ジャンプスーツや10mmピストル、セキュリティバトン2本、ジャンク等を慣れた手つきで回収し、出口に向かう。

「ナイス、あとで戻ってくるよ…」と言いながら

実はこのクエストはエンディング後までクリアしないまま持ち越すことができる。
コンコードをスルーしてもダイヤモンドシティに入る際に完了した扱いになるが、ダイヤモンドシティをスルーして先にニックを救出していると、到着した時点でパイパーはいるものの既にゲートが開いている。
（この流れを想定していないせいか、パイパーとマクドナウの口論に加わると途中で会話が無言のまま操作不能になる）
そのままダイヤモンドシティに入れば、Out of Time未クリアのままメインクエストを進めることができる。

Vaultから出てすぐダイヤモンドシティに向かいクエストを進めていき
インスティチュートへ行きファーザーに会ってから、コズワースに話しかけると、ショーンについての会話が変化して、その場でコズワースを仲間にできるようになる。

そしてインスティチュートルートのエンディング後に話しかけても、上記のセリフと同じである。ショーンについての話は更新されない。

Vault111のエレベーターに乗って地上に帰還するまでは時間が2287年10月23日午前9時1分で固定されている。
それまではベッドで睡眠を取れないし、椅子に座っても待機できず、Vault内を徘徊しても時間が経過する事はない。
これは初めて外に出た時の演出のためだと思われる。

後に出会う人物は「Vault111では時間の概念がなかった」というが、本当に時空が閉じていたり凍結したりしていた訳ではない。多分。おそらくは。

ちなみに終了タイミングはコンコードでプレストンの協力を頼まれるタイミング。
その後ミニッツメン派閥クエストのWhen Freedom Callsへ派生する。
メインストーリーそのものはJewel of the Commonwealthへと続く、
が、When Freedom Callsをクリアしないと解放されない。
代わりに直でDCへ向かってもクリアした扱いになる。

クエスト名は、「時間がない」とショーン救出を焦る主人公の心境と、文字通り「過去から出てきた」状態を表すダブルミーニングと考えられる。

解凍された主人公は、累々とゴキの死体の山を築きながらVault111を脱出し、変貌してしまった世界と変わらぬ忠臣の心意気に触れていく。